コードスペランカー

ゲーム開発日誌など

ゲームデータ隠蔽の必要性

前回マップデータを暗号化してみるとか言ってみたが、ゲームデータやプログラムの隠蔽をする意味が、そもそもあるか?って疑問にぶちあたった。
想定している環境がPCである以上、俺が知っている限りの手法で隠蔽をしたとしても、ものの数日でクラックされるのが落ちだろう。クラックする手法が存在するなら、生半可な隠蔽は無意味であるといえる。
隠蔽の意味があるそするなら、ゲームとして表示していないデータであることを示す、作者の意思表示以上の意味はない。
同様にゲームそのものの改造。たとえばMODのような存在も同様にいえる。ゲームの実行形式を1つのEXEとして作成すれば、MODやパッチを作るのは面倒な作業になるが、不可能なわけでもなく、実行中のメモリをいじってしまう手法もあるので、完全な防御なんかは考えるだけ無駄ともいえる。
なので、適当にDLL化をすることで、メンテナンスと開発の利便性を向上させたほうが、有利といえるだろう。ゲームを改造してほしくないならインタフェースを非公開にしてどこかに「改造しないでください」とでも書いておけば十分だといえる。改造の難易度を上げたとしても、する人はするのだ。
もっとも、個人作成のゲームを改造して遊ぼうなんて暇な人間は多くはないので、俺が作るゲームがよっぽど面白いものにならないかぎり、ゲーム中のすべてのデータが生データだとしても、あまり問題はでないだろう。